【ソウル聯合ニュース】韓国の男性グループ、TOMORROW X TOGETHER(TXT、トゥモロー・バイ・トゥギャザー)が3日、初の単独コンサート「ACT:BOY」をオンラインで開催した。

 2019年3月にデビューしたTXTは、K―POPの次世代人気グループとして注目を浴びている。当初は世界的に人気を集めるBTS(防弾少年団)の所属事務所の後輩として話題性が先行したが、先ごろ発売したセカンドフルアルバム「The Chaos Chapter:FREEZE」が米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」で通算13週ランクインを果たすなど、国内外に多くのファンを持つグループに成長した。

 TXTは初期の連作「THE DREAM CHAPTER」ではファンタジックなメタファーによって少年の成長を描き、近ごろは世界との対立、不安など青春の複雑な感情を表現してきた。「The Chaos Chapter」シリーズではK―POPには珍しいエモコアを連想させるサウンドで話題を集めた。

 コンサートはこのような世界観のストーリーをそのまま圧縮し、明るく爽やかな曲から次第に強烈でダークな曲へと変化する構成。デビュー曲「CROWN」から始まり、全25曲のステージが繰り広げられた。

 126カ国・地域のファンがオンラインで見守るなか、5人のメンバーは汗だくになりながらも安定した歌唱力を発揮した。

 メンバーのBEOMGYU(ボムギュ)は「同時接続でこんなに多くの方々と僕たちだけの空間で一緒にいるのは初めてだ。胸がドキドキする」と話し、HUENINGKAI(ヒュニンカイ)も「夢見てきた時間だ」と語った。

 TXTはこのほか、「Our Summer」のトロピカルリミックスバージョンやロック調にアレンジされた「Run Away」、新型コロナウイルスの世界的流行(パンデミック)以降の無軌道な世界を歌った「No Rules」、90年代のヒット曲「シャンプーの妖精」のリメーク、英語曲「Magic」など幅広いレパートリーを披露した。

 公演の後半には「0X1=LOVESONG」「Dear Sputnik」など強烈なロックサウンドの曲が配置された。ラストはファンに向けた曲「MOA Diary(Dubaddu Wari Wari)」と未発売の自作曲「;(汗)」(原題)で締めくくられた。

 リーダーのSOOBIN(スビン)は「僕たちの成長を全て見守ったMOA(ファンの愛称)にとっては胸がいっぱいになる、共に楽しんだ時間ではないだろうか」としながら、「これからもさらに成長し、発展していく」と誓った。

 YEONJUN(ヨンジュン)は「MOAに本当に会いたい」と声を震わせ、「残念だが、涙は次の対面コンサートのために取っておく」と語った。 

 TAEHYUN(テヒョン)は「これからが始まりだ。今後、音楽的にもパフォーマンスでもさらに成長した姿をお見せできるだろう」と力を込めた。

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