国土交通部(省に相当)が発表した「第3次乗り換えセンターおよび複合乗り換えセンター構築基本計画(2021-2025)」に、西大邱駅複合乗り換えセンター計画が最終的に反映され、西大邱駅にも複合乗り換えセンターを開発できる法的基盤が整った。

 第3次乗り換えセンターおよび複合乗り換えセンター構築基本計画(以下、乗り換えセンター基本計画)は、国家統合交通体系効率化法に基づいて乗り換えセンターの体系的な構築のため5年単位で樹立する、複合乗り換えセンター指定の前段階に当たる手続きだ。

 乗り換えセンター基本計画は、西大邱駅のように広域交通に及ぼす波及効果が大きいと予想される主要交通拠点、発展可能性、自治体の事業推進意志などを考慮して事業対象地を選定する国家計画で、西大邱駅複合乗り換えセンターが今回の基本計画に含まれたことにより、今後の乗り換え施設事業補助など、国費支援の根拠が整った。

 乗り換えセンター開発のための法的手続きが順調に進んでいるのに伴い、大邱市は法定計画である「西大邱駅複合乗り換えセンター開発計画」(以下、開発計画)に今年下半期に着手すると表明した。

 今回の開発計画で、西大邱駅・高速バスターミナルなど広域交通システムと市内バスなどとの連携・乗り換え計画を樹立し、これと連動した販売・流通、文化、住居、商業施設などさまざまなアンカー施設を造成するための開発計画および優秀アンカー施設事業者誘致のための細部戦略を整備する予定だ。

 また大邱市では、事業期間の短縮が事業収益性の向上と直結しているとみて、開発計画樹立と共に複合乗り換えセンター指定に必要な国土交通部との協議を同時に進め、2022年までに関連手続きを終える計画だ。

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