文化体育観光部(省に相当)は韓国観光公社とともに大韓民国の魅力を伝えるために開催した「大韓民国観光公募展2021」の結果、記念品12点と写真216点を選定した、と9月8日に発表した。

「春川ジャガイモパン」

 「観光記念品部門」は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅行がストップしている状況において、韓国のさまざまな観光地を紹介するために「旅行を取り戻す、韓国を見つける」をテーマとし、公募を実施。全国各地の魅力的なコンテンツを収めた商品やアイディア計404点が受け付けられた。

 その後、審査を経て、大統領賞には江原道地域を代表するジャガイモの形をしたパンで地域の特色を生かしている「春川ジャガイモパン」が選ばれた。「春川ジャガイモパン」は、地域で開発した「ローズポテト」という品種を使用してつくったパンで、地域との好循環の側面でも優秀な評価を受けた。

「鳴玉軒の雪景色」

 「写真部門」は、韓国の美しい風景や魅力的な観光地を国内外に紹介するため、「四季折々の美しい花の観光地」をテーマに実施。デジタルコンテンツの消費が増加している現在の流れを反映し、動画とスマートフォン写真分野を新たに追加し、計3321点の出品作を受け付けた。

 審査の結果、大統領賞を受賞したのは韓国の美しい冬の風景を収めた「鳴玉軒の雪景色」だった。サルスベリで知られる夏の観光地・鳴玉軒の珍しい雪景色を撮影し、韓服(韓国の伝統衣装)を着た夫婦の姿とともに真っ白な雪の花が一服の絵画のような作品を演出したという評価を受けた。

イ・ヒョンジュ記者

ホーム TOP