【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループBTS(防弾少年団)の所属事務所のHYBE(ハイブ)が、BTSの写真や楽曲の歌詞などを載せた書籍を出版した放送作家と出版社を相手取り図書出版禁止などの仮処分を申し立てていた問題で、ソウル中央地裁は申し立てを一部認めた。法曹界が14日、伝えた。

 この放送作家は2018年以降、BTS関連の書籍を複数出版していた。最近、新たなBTS関連書を出そうとしたのに対し、HYBEが出版禁止の仮処分を申し立てた。

 地裁は「BTSの音源・映像などのコンテンツは債権者の『相当な投資や努力によって生まれた成果など』と評価でき、誰でも自由に利用できる公共領域に属するとはみなせない」と、HYBEの排他的権利を認めた。 また、放送作家の書籍の販売価格が通常よりも高いことを挙げ、「書籍のうちBTSメンバーの写真が占める割合は3割以上、楽曲の歌詞、インタビュー内容まで含めると5割以上になるため、こうした価格を設定できた」と指摘した。書籍はHYBEが発行する写真集に比べると安価で、需要者も重なるとし、出版されればHYBEが経済的な損害を負いかねないと認めた。

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