太白地域の廃坑道と旧駅が観光施設として新たに誕生した。

 江原道太白市は、廃鉱地域の観光資源化事業第2弾として推進してきた桶里タンタンパークとオーロラパークをオープンした、と7月8日に発表した。旧・韓宝炭鉱と桶里駅13万4069平方メートルの敷地に223億3100万ウォン(約21億4000万円)の事業費を投入し、建設した。桶里タンタンパークは、太白の過去と未来の希望を芸術に昇華させた観光体験施設だ。炭鉱として使用されていた長さ363メートル、613メートルの廃坑道2カ所をレーザーや照明、光などを活用してデジタル芸術空間にした。炭鉱作業員の一日が収められた映像も鑑賞することができる。

 海抜680メートルの旧・桶里駅一帯の鉄道遊休地にできたオーロラパークは、太白の夜空がテーマになっている。米国のパイクスピーク駅、日本の野辺山駅など、世界5カ国の駅舎の模型を目にすることができる。高さ49.2メートルの展望タワーでは、三陟市道渓邑内や美人の滝などの景色を鑑賞することができる。太白市のリュ・テホ市長は「桶里タンタンパークとオーロラパークが廃鉱で低迷した地域経済の活性化のため、新たな突破口としての役割を果たすだろう」とコメントした。

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