男女平等のレベルを数値化した「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」ランキングで、世界156カ国・地域のうち韓国は102位となり、依然として下位にとどまっていることが分かった。 世界経済フォーラム(World Economic Forum:WEF)は3月31日(現地時間)、世界156カ国・地域の政治・経済・教育・健康分野における男女格差を調査した「Global Gender Gap Report 2021」を発表した。

 その結果、韓国のジェンダー・ギャップ指数は0.687(1に近いほど平等)で、102位だった。108位だった前回(2019年12月発表)に比べ6ランクアップしたが、調査がスタートした2006年の92位(0.616)よりも低い。 領域別では、教育104位、健康・生存54位、政治的機会68位であり、経済的参加・機会部門の格差は123位だった。また、国会議員および高官・管理職の女性比率は15.7%で世界134位に終わった。 156カ国・地域のうち男女の格差が最も小さい国はアイスランドで(0.892)で、12回連続で1位の座を守っている。以下、フィンランド、ノルウェー、ニュージーランド、スウェーデンなどの順で後に続いた。そのほかドイツが11位、フランス16位、米国30位、中国107位、日本は120位だった。 世界経済フォーラムは、全世界が男女平等を達成するまでには135.6年かかるものとみている。昨年予想した99.5年に比べて36.1年増えた。新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済的な男女格差が広がったためだ。経済的な男女平等は267.6年で達成される見込みだ。

▶国力ランキング世界1位は米国、韓国8位…日本は?

ホーム TOP