このスターが手に取りさえすれば「ヒット」する。「ミダスの手」と言われる防弾少年団ジョングクのことだ。

◆【動画】BTSジョングク、一言で中小企業をよみがえらせるスター?!
　最近食飲料ブランド「TEAZEN」の工場がフル稼働に突入した。先月27日にジョングクがライブ放送中に 「TEAZEN」のコンブチャを飲んだからだ。ジョングクは該当の飲み物が何なのか尋ねるファンに「これはコンブチャレモンパウダーだ。（体に）よいと言うので注文した。一日に2パック飲んでいる」と説明した。

　ジョングクの一言で該当の商品の注文が殺到し、1カ月分の量が三日間で完売となった。輸出量まで増え、売り上げが500％アップした。これを受け、「TEAZEN」はソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）を通じて「ダイナマイト級の一言で春を抱かせてくださりありがとう」とコメントし、ジョングクは「今は小商工人の皆さんがとても大変な状況だ。（僕が）お役に立てたようで、ARMY（ファン）の皆さんに感謝している」とファンに感謝の気持ちを伝えた。

　それだけではない。ジョングクが着ていたカジュアル韓服（韓国の伝統衣装）ブランドは、その名が知られデパートに入店することになり、ジョングクがよく着ている中小ブランドのシャツ、フード付きトレーナー、運動靴も完売となって、「ジョングク・マジック」を立証した。そのほかにもワイン、バナナ牛乳、香水、リップバーム、柔軟剤、歯ブラシ、ホホバオイルなど、ジョングクが使ったことが伝えられると、一斉に品薄状態になった。

　最近ではよい影響力まで拡大している。ジョングクが7日に臨んだライブ放送で身に着けていた腕輪は捨てられた動物たちを後援するための商品で、特にこのブランドが慰安婦の後援も行っていることが伝えられ、該当のブランドの全商品が品切れとなった。このように、ジョングクは人並みならぬパワーを見せつけており、今後もどんな商品で「ジョングク・マジック」が起きるのか、期待が注がれている。