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『朝鮮退魔師』制作中止…「海外版権も契約解除」制作会社が明かす
【NEWSIS】「歴史歪曲(わいきょく)」論争に巻き込まれたSBSドラマ『朝鮮退魔師』の放送中止が決定し、制作会社が同ドラマの制作中止を発表した。
◆【写真】チャン・ドンユン&カム・ウソン主演『朝鮮退魔師』制作発表会
『朝鮮退魔師』の制作会社であるYG STUDIO PLEXとCRAVE WORKSは26日、立場を表明し「視聴者に謝罪いたします」とした上で「編成取消の後、制作関連の事項について問い合わせがあったのでお答え申し上げる。制作は中断された」と説明した。
さらに「状況の深刻さを十分理解すると共に、作品に参加していた全てのスタッフと関係者の方々の被害を最小限に抑えるため、最善を尽くす」と主張した。
併せて「『朝鮮退魔師』関連の海外版権については契約解除の手続きを踏んでおり、サービス中だった全ての海外ストリーミングは既に取り止めたか、今日中に全て取り止めになる予定」とし、「視聴者の方々を傷つけた点について、あらためて心から深くお詫び申し上げる」と再度謝罪した。
これに先立ち、2社と共に制作に参加していたロッテ・カルチャーワークスも、共同制作および部分投資を撤回すると決定したことを発表した。
今月22日から放送が始まった『朝鮮退魔師』は、スタートと同時に「歴史歪曲」 および「東北工程」論争に巻き込まれた。フィクションを基に実在の人物を登場させて歴史を歪曲したという非難を浴び、中国式の小物や衣服などの使用で反中感情に火が付いた。視聴者は放送中止を要求して抗議し、スポンサーなどとして参加もしくは協力していた企業や自治体が次々と手を引いた。
カン・ジナ記者