新型コロナウイルス感染症拡大による巣ごもりの長期化とともに、すべての生活エリアが家に狭まり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど、近所で手軽に買い物ができる流通チャンネルを利用する人が急増している。

 特に、退屈でもどかしい巣ごもり生活の中で、遠くに行かなくても五感を満足させることができるグルメは、ささいだが確実に楽しさを得られるため、多くの人から人気を集めている。

◆巣ごもり路地旅行に出掛けてみる?

 コカ・コーラが最近限定商品として販売している「コーク・シティパッケージ」は、パッケージに韓国国内の6都市(ソウル、襄陽、済州、釜山、光州、慶州)のランドマークや各都市の路地などホットなプレイスが描かれており、巣ごもり路地旅行だけでなく、自分の好きな都市を旅行するような気分を味わえる。

◆コロナブルー、辛さでスカッと

 最近、巣ごもりの退屈さを克服するために強烈な辛さでストレスをスカッと吹き飛ばす辛い食飲料が、サンダルで行き来できるご近所アイテムとして人気を集めている。流通業界もこうした消費者たちのニーズに合わせ、家で手軽に楽しむことができる辛い味付けの食飲料を相次ぎ売り出している。

 マクドナルドはひき肉とトマト、辛いチリシーズニングを用いた「ミートチリバーガー」2種を売り出した。プレミアム食材の正統派ミートチリソースが濃厚な肉の風味とソフトなサワークリームが調和をなし、バランスのよい辛味を実現した。

 ミニストップはチュロス形態の辛いギョーザ「辛いチュロスギョーザ」を発売。長さ20センチの衣の中に辛い具をたっぷり詰め、豚肉の風味とキャベツのシャキシャキした食感が辛い味とマッチし、負担のない辛さを楽しむことができる。

◆慣れ親しんだ味を目新しく…定番商品の変身

 破格の変身を遂げたスナック類も、一風変わった楽しみを与え、新たな体験や楽しさを追い求めるMZ(ミレニアル+Z)世代の間で、ご近所アイテムとして注目を集めている。

 オリオンは、既存のチョコマツタケの菓子の部分を取り除き、マツタケのかさの部分だけを残したチョコレート商品を発売。チョコレート部分だけを食べたいという消費者たちの意見を反映し、「fun」コンセプトの商品を売り出したというわけだ。

 クラウン製菓の新商品「止められないしんちゃん・ナッツや種入りホットク味」は、慣れ親しんでいる味の目新しい変身で、発売から1カ月で売り上げ100万袋を達成。黒ごまやアカシアはちみつが定番のオリジナル商品にかすかなシナモンの香り、香ばしいピーナッツを加えた。
◆コロナ時代に住みやすい国1位はNZ、韓国4位、日本は?

キム・ギョンヒ記者

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