専業主婦やキャリアが断絶された40代から最高齢77歳まで、多くのシニアたちがチャレンジした。ソウル繊維会館で開催された「Fashion is to love」ファッションショー。シニアたちがモデルとして参加し、今夏に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で何度も延期された末、無観客でモデルとスタッフだけが参加し、オンライン生中継された。ファッションショーを主導したモンテミラノのデザイナー、オ・ソヒがシニアモデルを探すためにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)上で公示したところ、全国からおよそ160人が志願した。面接をしてみると、涙が出るほど切実さが感じられ、オ・ソヒは脱落者なしに全員ステージに立たせたという。
◆ファッション誌のメインモデルにピッタリの韓国スター1位は?

 お金をもらってステージに立つわけでもないのに、なぜモデルに挑戦したのだろうか。認知症を患っている両親の面倒を見ながら生きてきたという60代の参加者は「もう誰かのために何かのために生きるのは嫌です。私のために生きたくて勇気を出しました」と語った。その瞬間、そばにいたシニアモデルたちは涙を浮かべ、激励の拍手をした。情熱的なステージが終わり、きょうを記念するため一堂に会した参加者たち。感激の涙を流していた人たちも、カメラを見て笑顔を浮かべた。すぐにSNSに写真とともにメッセージがアップされた。「本当にきょうは生きていることを感じ、恍惚な瞬間でした。幸せでした」

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