済州道を訪れる観光客は、観光地よりも自然景観や食道楽を好む傾向があることが分かった。

 西帰浦市が11月4日に発表したところによると、先月6日ー16日に西帰浦エリアの観光案内書5カ所とサザエの城や市民ブックカフェなど観光地6カ所の訪問者およそ1000人を対象に調査した「2020年西帰浦市訪問観光客の実態調査」において、新型コロナウイルス感染症の影響で屋内観光スポットへの訪問が減った反面、自然鑑賞の比重が増しているという。
◆2020年来韓した外国人観光客が前年比94.6%激減、日本は?

 今回の調査は、新型コロナウイルス感染症の拡大後、西帰浦を訪れた観光客の最新旅行トレンドを把握し、西帰浦市民の観光ビッグデータを確保するために実施された。

 アンケート調査を分析した結果、新型コロナウイルス感染症が観光行動を変化させていることが分かった。観光客が好む活動は1位が自然鑑賞(28.8%)、2位は食道楽(22.9%)だった。一方、2019年に済州道を訪れた観光客の実態調査では1位が屋内観光スポット(31.0%)、2位が自然鑑賞(20.7%)という結果だった。

 移動手段も多様化している。2019年の調査ではレンタカーの利用が86.2%に達したが、今年の調査では68.6%に減少。一方、前年(3.2%)に比べバスの利用(8.9%)は増えている。特に、女性観光客の場合、バスの利用が11.1%で、男性(6.1%)に比べ圧倒的に高かった。

 アンケート回答者たちは、西帰浦市の旅行満足度改善のために最も必要な措置として、夜間観光のインフラ拡充(25.7%)、フェスティバル・イベントの活性化(15.2%)、ヒーリング治癒のインフラ拡充(14.5%)などを挙げた。

オ・ジェヨン記者

ホーム TOP