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チェ・ジンシルさん12周忌、親友チョン・ソニ&イ・ヨンジャ、仕事仲間オム・ジョンファ&ユ・ジェソクの思い出に見る温かさ
【Pickcon】女優チェ・ジンシルさんがこの世を去ってからきょう(2日)で12年になる。チェ・ジンシルさんは20年間にわたる演技活動の中で人々を笑顔にしたり、涙させたりしてきた。だから、今も多くの人々の心の中に残っている。トップスターだったのにもかかわらず、周囲の人々にも温かく接したチェ・ジンシルさん。友人・芸能界仲間たちの思い出の中のチェ・ジンシルさんとは、どんな人だったのだろうか。
■「チェ・ジンシル師団」チョン・ソニ、イ・ヨンジャ、ホン・ジンギョン「チェ・ジンシルさんは誰かを手助けすることに熱かった」
2008年に1カ月間で夫と親友を亡くしたタレントのチョン・ソニにとって、秋はあまりにも過酷な季節だ。チョン・ソニは2009年の情報番組『良い朝』(SBS)で、「(チェ・ジンシルさんのことを)たくさん思い出す。(夫を亡くした後、仕事に)復帰したら、真っ先に一緒に闘おうと言ってくれた」「人を愛することにも、誰かを手助けすることにも、誰かの代わりに闘うことにも熱かった。だから(亡くなってしまったことに対して)たくさん恨みもした」と涙をこぼした。
タレントのイ・ヨンジャは司会者として活躍していたあるバラエティー番組で、最も思い出に残るゲストにチェ・ジンシルさんの名前を挙げた。イ・ヨンジャは「ジンシルさんは私が困難に陥った時はいつもそばにいてくれた気がする」「『私の話をしている』と天国で本当に喜んでいてくれているだろう」と涙ぐんだ。
モデルで会社経営者でもあるホン・ジンギョンも「キムチ関連事業を始める時、ホームショッピングに参入するのがとても難しかった。だから、チェ・ジンシル姉さんに電話して、切り出しにくかったがインタビューをお願いした」「その時、ジンシル姉さんが私に悪口を軽く言いながら、『すぐカメラ持ってきて。こんなに時間かけてその話をしようと思ったの?」と言った。ジンシル姉さんがいなかったら夫にも会えなかった。私にとってジンシル姉さんはいろいろな意味で私の人生の恩人」と、強い思いを語った。
■オム・ジョンファ、ユ・ジェソクの思い出「本当に心が温かい人」チェ・ジンシルさん
トップスターだったチェ・ジンシルさんは周囲の人々を手助けすることに労を惜しまなかった。女優・歌手オム・ジョンファとタレントのユ・ジェソクもチェ・ジンシルさんのことを本当に心が温かい人だという思いを抱いていた。オム・ジョンファがかつてMBC合唱団にいたころ、トップスターだったチェ・ジンシルさんと同じ舞台で歌を歌ったことがあった。オム・ジョンファはこの時、チェ・ジンシルさんに歌を教えて親しくなり、チェ・ジンシルさんの紹介で芸能界デビューを果たした。
ユ・ジェソクもチェ・ジンシルさんとのエピソードをバラエティー番組『ハッピー・トゥギャザー3』(KBS第2)で告白した。ユ・ジェソクは「MBC『目標達成土曜日』の『同居同楽』コーナーの司会者に私を推薦してくれたのがチェ・ジンシルさん。チェ・ジンシルさんが『同居同楽』のプロデューサーに『ユ・ジェソクという人がいて、本当に面白いの』と推薦してくれた」と感謝の気持ちを伝えた。
■チェ・スジョン、チョン・ジュノ、チェ・ブラム…俳優仲間・先輩・後輩も認めるチェ・ジンシルさんの演技に対する情熱
俳優仲間たちもチェ・ジンシルさんのことを「熱い人」だと語る。俳優チェ・スジョンは「自身がしようと思っていることに対して意欲を持って情熱的に取り組む人だった」と、後輩のチョン・ジュノは「撮影期間中に数日間夜明けまで撮影していると、『少し休もう』という話が出るものだが、チェ・ジンシルさんは何も言わなかった。いくらつらくても自分の仕事をして、撮影現場からいなくなることもなかった。いつもの仲間やスタッフたちの背中をさすってくれた」と語った。
ベテラン俳優チェ・ブラムも単発ドラマシリーズ『ベストセラー劇場』(MBC)で共演した20代前半のチェ・ジンシルさんが印象深いという。チェ・ブラムは「チェ・ジンシルさんは小さいころに苦労したためか、負けん気を持って演技に臨んでいた」と振り返った。
演技に対する情熱、そして困っている人に対して黙っていられずに声を掛ける善良な心を持っていたチェ・ジンシルさん。今も大勢の人々の鑑(かがみ)となっているその姿は、人々の記憶にも永遠の「国民的女優」として残るだろう。
イ・ウジョン記者