25歳で世を去ったプロバレーボール選手、故コ・ユミンさんの、生前のインタビューが公開された。コ・ユミンさんは生前最後のインタビューで、選手時代のスランプに伴う罪悪感と、悪質コメントによる苦痛を打ち明けていた。スポーツ界では、悪質コメントを防ぐため芸能ニュースのようにスポーツニュースでもコメントを廃止すべきだという声が強まっている。

 動画サイト「ユーチューブ」のチャンネル「SPOCADO」は今月3日、コ・ユミンさんがスポーツメンタルコーチにカウンセリングを受ける動画を公開した。この動画は、7月12日に京畿道広州市のスタジオで撮影されたもの。コ・ユミンさんが極端な選択をする3週間ほど前だ。制作陣は「悪質コメントで苦しむ選手がこれ以上出ないことを願う遺族の要請により、動画をアップした」と紹介した。

写真=ユーチューブのキャプチャー

 コ・ユミンさんは今月1日、京畿道広州市五浦洞の自宅で亡くなっているのが発見された。自宅にあったノートパソコンからは、「家族に申し訳ない」という内容を記した遺書形式のメモや日記帳などが見つかった。コ・ユミンさんは2013年にプロバレーボールの舞台に登場して7シーズンにわたり活躍し、今年5月に公式引退した。主にレフトとしてプレーしていたコ・ユミンさんは、最後のシーズンではチームの事情からリベロにポジションを変えてスランプに直面し、こうした中で過度の悪質コメントに苦しんでいた。

写真=ユーチューブのキャプチャー

キム・ウンギョン記者

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