新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で外国人観光客の交流が中断されている中、韓国観光公社が日本の旅行業界を対象とし、韓国観光に対する関心を誘導するためのオンライン事業を進める。

 韓国観光公社は6月22日から大阪で、韓国観光情報に関するオンライン学習と検定試験が可能な「2020E-ラーニング トラベル・コリア」を開始した、と7月8日に発表。

 イベント進行中のサイトには、日本の旅行業者が商品を企画するとき参考にできるよう、韓流、グルメ、ウェルネス、伝統市場、地方観光など、韓国のテーマ観光別に選別した「韓国観光素材資料集」や個人旅行者の関心コンテンツを集めた「インセンコリア」冊子が収録されている。

写真提供=韓国観光公社

 学習を終えた参加者は、該当の内容を基に商品企画に対する観光知識をチェックすることができる「韓国旅行マスター」検定試験を受けられる。

 参加者たちは日本で人気を集めている韓国菓子、ラーメン、フェイスパックなどが入った特産品セットがもらえるとともに、今後韓国観光商品を開発した際、販促費支援などを受けられる。

 韓国観光公社の偰敬姫(ソル・ギョンヒ)大阪支社長は「第1回検定試験が終了しており、旅行業界関係者およそ150人余りが応募するなど、韓国旅行市場の再開に対する期待と関心が感じられた」とした上で「旅行再開に備え、公社と旅行業界がどのようなコンテンツで韓国旅行をアピールするのか事前に準備しておけば、迅速な需要回復が期待できるだろう」とコメントした。

ホーム TOP