全羅北道鎮安郡が、いろいろと議論のあった馬耳山道立公園の駐車料金を全面無料化する。駐車場オープンから32年を経ての無料化だ。

 鎮安郡は、馬耳山を訪れる観光客の料金負担を減らし、観光客誘致を通した地域商圏活性化のため、今年7月1日から駐車場を無料で開放する。

 郡は1988年に馬耳山道立公園駐車場を造成し、駐車料金を徴収してきた。訪問客は、小型、一般、大型の区分に応じてそれぞれ1000ウォン(現在のレートで約89円。以下同じ)、2000ウォン(179円)、3000ウォン(269円)の駐車料金を支払った。

 郡では、駐車料金を徴収する道立公園は全国的にみて少なく、関連する陳情の提起が続いたことから、駐車料金の無料化を巡って苦心してきた。実際、韓国国内29の道立公園のうち、現在まで駐車料金を徴収しているのは馬耳山(全羅北道鎮安)を含め聞慶セジェ(慶尚北道聞慶)と天冠山(全羅南道長興)、大屯山(全羅北道完州)の計4カ所に限られる。

 全春晟(チョン・チュンソン)鎮安郡守は「駐車場施設使用料廃止で訪問客の車の出入りが自由になり、積極的な観光客流入と地域経済活性化に大きく役立つだろうと期待している」と伝えた。

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