海外旅行をする人が増え、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じてさまざまな情報を積極的にやり取りするグローバル時代。これを受け、食品外食業界では海外やSNSを通じて人気を集めたメニューを韓国国内の消費者の口に合うよう開発した商品を売り出すなど、グローバル化したメニューが登場している。

◆KFC:ケンタッキーチキンバーガー、鶏皮揚げ

 KFCが最近売り出した「ケンタッキーチキンバーガーは」、2019年に米国で話題を呼び、あちこちで品切れ状態となったバーガーからKFCがインスピレーションを受け、新たに開発したメニューだ。チキンバーガー本来の味を極大化したメニューで、しっとりしたブリオッシュバンズの間に大ぶりでやわらかいチキンフィレを挟み、濃厚なシークレットアメリカンソース、シャキシャキしたピクルスには中毒性のある味わいがある。

 また、およそ2週間の限定販売となる「鶏皮揚げ」も、もともとはインドネシア・ジャカルタのKFCの一部店舗で販売されていた商品で、昨年韓国国内で特殊部位ブームが発生するほど全国的にセンセーションを巻き起こしたメニューだ。

 そのほか2月にはシンガポール、マレーシアなどのKFCで大人気を集めた「トリュフチキン」を韓国人の口に合うよう新たに開発し、売り出した。

◆サブウェイ:シュリンプ・コレクション

 サブウェイが昨年初めて売り出した「シュリンプ・コレクション」は、もともと日本のサブウェイで提供されていたメニューだ。日本を旅行した人を中心にうわさが広まり、韓国でも発売してほしいという声が高まったのを受け、昨年3月に春限定で初めて登場した後、正規メニューとなった。

 今年も最近新たな「シュリンプ・シリーズ」を発売。既存のシュリンプメニューに「ダブルシュリンプ」「シュリンプベーコン」「シュリンプアボカド」「シュリンプエッグマヨ」という4品の季節限定メニューが加わり、全5品構成で4月末まで提供中。

◆韓国マーズ:モルティザーズ

 韓国マーズはオンラインコミュニティおよびSNSを中心に爆発的な人気を集めていたチョコレート「モルティザーズ」を今年1月、正式に韓国国内で発売した。

 「モルティザーズ」は小さなボール型の菓子をチョコレートでコーティングし、ソフトな甘さはもちろん、サクサクして中毒性のある食感を誇る商品で、もともと個人輸入でしか購入できなかったが、韓国マーズが各パッケージ合わせて9品売り出し、韓国の消費者も味わえるようになった。

ソ・ミヨン記者

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