【NEWSIS】兵役逃れ問題で物議をかもした歌手ユ・スンジュンが「韓国ビザ発給を拒否した政府の決定は違法だ」として起こした訴訟で勝訴した。韓国籍を放棄して米国市民権を取得し、韓国入国を禁止されてから18年目のことだ。


 裁判所が13日発表したところによると、大法院(最高裁判所に相当)は前日、ユ・スンジュンが在ロサンゼルス総領事館を相手取り起こしたビザ発給拒否処分取り消し訴訟の上告審で、審理不続行棄却を決定し、原告勝訴とする原審を確定させたという。

 ユ・スンジュンが最終的に勝訴したことにより、18年ぶりに韓国に入国できるのか、注目されるところだ。ユ・スンジュンは2002年に海外公演などの名目で韓国を出国した後、米国市民権を取得したことで物議をかもした。兵役を逃れるため韓国籍を放棄したと指摘されたのだ。

 ただし、ユ・スンジュンが勝訴したからと言って、直ちに入国が許可されるかどうかは分からない。依然としてユ・スンジュンの入国に反対する韓国国民の意見が多いという点を考慮し、領事館が再びビザの発給を拒否する可能性もあるからだ。法務部(省に相当)もまだユ・スンジュンの入国禁止を解除していない。

キム・ジェファン記者

ホーム TOP