アイドルグループBIGBANGの元メンバー、V.Iが、紆余曲折の末、現役軍人の身分になった。クラブ「BURNING SUN」問題の余波で入隊を延期してから、およそ1年ぶりだ。

 V.Iは9日、江原道鉄原郡に位置する韓国陸軍第6師団新兵教育隊に入所し、軍隊生活をスタートさせた。V.Iはこの日、第6師団新兵教育隊前に並んだカメラの前に立ってあいさつしたが、質問には答えないまま入所場へと向かった。

 陸軍は今回の取材に関して、早くから制限措置を取るということはせず、少なからぬ数の取材陣が集まった。こうした中でV.Iは、カメラの前には姿を現したが、特に見解を表明したりすることはなかった。

 V.Iは髪を短く刈り、マスクを着けたまま、気楽な服装で現場に姿を現した。

 V.Iは、2019年3月に入営延期を申請してしてから1年ぶり、またBURNING SUN問題を巡り警察の取り調べを受けてから376日を経て、軍隊生活をスタートさせた。既にV.Iはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の知人のアカウントを通して、入隊を前に集まりを持ち、挙手の敬礼をしている記念のショットと書き込みを公開。入隊を控えていることを明らかにした。

 V.Iが入所した第6師団の雰囲気は、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の余波で寂しいものだった。入所を準備している入営対象者および家族は大部分が車に乗って入所場へ向かい、「ドライブスルー」方式で身分を確認する手続きを受けた。その後、入営対象者は車から降りて体温検査も受けた。なおこの日、V.Iに会いに来たファンの姿は目に付かなかった。

 V.I.が現役入所を決定したのに伴い、BURNING SUN裁判のV.I自身に関する部分は軍事裁判に移管されるものとみられる。

ユン・サングン記者

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