江原道で開催の華川ヤマメ祭りがさまざまな悪条件にもかかわらず、外国人観光客が4年連続10万人を突破し、世界4大冬祭りの一つとしてのパワーを見せつけた。

 1月27日に開幕した華川ヤマメ祭りは14日目に当たる2月9日、通算外国人観光客数が10万人を超え、10万75人を記録した。昨年同期の10万3139人に比べ減少したものの、温暖化や新型コロナウイルス感染症、アフリカ豚コレラなど悪条件が重なった中、期待以上の成果をあげたと評価されている。


 会場を訪れた外国人観光客は自分でつかまえたヤマメを持ち上げて喜びの声を上げるなど、楽しい時間を過ごしている。外国人釣り堀をはじめ、焼き場やサンタ郵便局、コーヒー博物館、世界最大規模の屋内氷の彫刻広場を訪れる観光客も多い。

 このままの勢いなら、イベントが終わる16日までに昨年記録した歴代最多の14万6900人を超えるのではないか、と組織委員会では予想している。2017年に11万447人が訪れ外国人観光客が10万人を突破した華川ヤマメ祭りは2018年に12万615人、2019年に14万6900人が訪問するなど、毎年急成長を遂げている。これは、華川郡が外国人観光客を誘致するために年間を通じ攻撃的なマーケティングを繰り広げているからだ、と評価されている。

 なお、当初1月4日に開幕予定だった華川ヤマメ祭りは冬らしくない暖かさによって2度も開幕が延期となるなど、紆余曲折の末、1月27日にようやく開幕し、2月16日まで華川郡一帯で開催される。

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