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オスカー効果『パラサイト』米興行成績4位に浮上 英でもヒット
【STARNEWS】アカデミー賞4部門で受賞した韓国映画『パラサイト 半地下の家族』(以下、『パラサイト』)が「オスカー効果」を実感している。
映画興行集計サイト「Box Office Mojo (ボックス・オフィス・モジョ)」が12日に発表したところによると、『パラサイト』は第92回アカデミー賞授賞式翌日の10日、北米で50万ドル(約5500万円)の収入を記録、興行成績ランキング4位に浮上した。
昨年10月11日に北米で公開された『パラサイト』が興行成績ランキング4位になったのは今回が初めてだ。アカデミー賞で非英語圏の映画として初めて作品賞を受賞し、米国のメディアに大々的に報道された効果によるものと思われる。『パラサイト』はアカデミー賞授賞式で作品賞・監督賞・脚本賞・国際長編映画賞を受賞した。
現在、北米の1060館で上映中の『パラサイト』は、アカデミー賞受賞効果で2000館以上に拡大上映されるものと予想されている。『パラサイト』は北米でこれまで3553万ドル(約39億円)の収入を上げ、非英語圏の映画興行で歴代6位につけている。『パラサイト』の全世界での興行収入は1億6542万ドル(約181億7000万円)だ。
アカデミー賞の作品賞を受賞した映画は普通、北米興行収入が約20%増えると言われている。昨年の作品賞受賞作『グリーンブック』は興行収入が約18%上がった。
チョン・ヒョンファ記者