釜山観光公社は1月14日、日本のドラマ『孤独のグルメ 2019大晦日スペシャル~緊急指令! 成田~福岡~釜山 弾丸出張編!』(テレビ東京系)を通じて釜山グルメ観光のPRに本格的に乗り出す方針だ、と発表した。

 韓国観光公社の支援により先月31日に放送された同番組では、主人公の井之頭五郎(松重豊)が年末釜山に出張することになったことから繰り広げられるエピソードが描かれた。そして、釜山の名物である南区大淵洞のナッコプセ(タコ、コプチャン〈牛の小腸〉、セウ〈エビ〉のピリ辛炒め)を紹介。


 同番組は年末特番の中で高視聴率を記録した。放送後、「韓日交流を活性化させるグルメ番組」「やはりナッコプセは釜山だ」など、さまざまなコメントが寄せられた。

 公社は今回の『孤独のグルメ』放送と連携し、特別キャンペーンを繰り広げる。1月3日には公社のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じて『孤独のグルメ』の放送とナッコプセを紹介。「ユーチューブ」や「フェイスブック」などを通じ、釜山グルメ観光の広報動画の制作やPRを行う方針だ。公社の関係者は「日本の観光客が韓国訪問を選ぶ最大の要因はグルメ探訪であることを考慮し、グルメツアー・マーケティングに力を入れている。今回のドラマの放送をきっかけに、ナッコプセだけでなく、さまざまな釜山のグルメを世界中に広くPRしたい」と語った。

 なお、公社は2016年の機張ズワイガニ・キャンペーンを皮切りに、釜山グルメツアーをPRしており、雑誌の取材および旅行会社の関係者を対象としたファムトリップの誘致を通じ、引き続きテナガダコやズワイガニを集中的にアピールしてきた。

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