【ソウル聯合ニュース】韓国保健福祉部に所属するソウルの医療機関、国立精神健康センターの国家トラウマセンターは13日、俳優のチョン・イルさんを心の健康の増進とトラウマ(心的外傷)に関する国家事業の広報大使に起用したと発表した。
 センター側によると、チョンさんは2014年に起きた旅客船「セウォル号」沈没事故の被害者と遺族を支援し、山火事被災地に義援金を送るなどしてきた。また、国家トラウマセンターが制作したラジオ広告にボランティアで出演するなど、心の健康の増進活動に関心を寄せてきたという。
 チョンさんはこの日、国立精神健康センターで行われた広報大使の任命式で、「20歳のころに大きな交通事故で後遺症を患ったとき、周囲の人々の助けと運動で乗り越えた経験があり、トラウマ問題に関心がある。広報大使として、心の傷を癒やすために力添えしたい」とコメントした。

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