【ソウル聯合ニュース】韓国の音楽専門チャンネルＭｎｅｔは３日、同チャンネルのアイドルオーディション番組から生まれた韓日混成ガールズグループのＩＺ＊ＯＮＥ（アイズワン）と、韓国男性グループＸ１（エックスワン）について、近日中に今後の計画について発表するとの方針を明らかにした。

　両グループを巡っては、Ｘ１を生んだオーディション番組「プロデュースＸ（エックス）１０１」で視聴者投票結果の不正操作の疑いが持ち上がり、疑惑がＩＺ＊ＯＮＥを生んだオーディション番組「プロデュース４８」にも飛び火。事実上、両グループは活動休止に追い込まれている。

　Ｍｎｅｔは「当社の番組が物議を醸したことに対し、視聴者やファンのみなさん、練習生や芸能事務所の関係者の方々に心より謝罪する」とし、現在は当局の捜査に誠実に協力しており、結果にしたがって内部でも厳重な措置を取ると発表した。

　また、ＩＺ＊ＯＮＥとＸ１の今後の計画については関係者との協議を通じて近日中に発表すると説明。何の罪もないアーティストや練習生に別の被害が及ばないよう配慮してほしいと呼びかけた。

　ソウル中央地検はこの日、同番組の担当プロデューサーのアン・ジュンヨン氏とチーフプロデューサーのキム・ヨンボム氏を業務妨害と詐欺の罪で起訴した。

　検察によると、アン氏らは「プロデュース１０１」のシーズン１～４の視聴者投票の結果に手を加えることで特定のデビュー候補者に利益を与えた疑いが持たれている。「プロデュース４８」は「プロデュース１０１」のシーズン３、「プロデュースＸ１０１」はシーズン４に当たる。シーズン１とシーズン２を通じデビューしたＩ．Ｏ．Ｉ（アイオーアイ）とＷａｎｎａ　Ｏｎｅ（ワナワン）は活動期間が終了し解散した。

　また、アン氏は芸能事務所から遊興店（キャバクラなど）で数回にわたり、総額で数千万ウォン（１０００万ウォンは約９２万円）に及ぶ接待を受けていたことも分かった。