韓国芸能事件簿
ク・ハラさん、亡くなる前に境遇を悲観するメモを残していた
韓国警察「他殺の可能性なし」
ガールズグループKARA出身の歌手ク・ハラ(28)=写真=が、亡くなる前、自らの境遇を悲観する内容のメモを残していたことが25日に確認された。
ソウル地方警察庁の李竜杓(イ・ヨンピョ)庁長は、25日に開かれた記者懇談会で「クさんが自ら書いたとみられる、自身の身辺を悲観する内容のメモが自宅の居室の机で見つかった」「現場鑑識や遺族の話などを総合すると、他殺の可能性はないと判断している」と語った。
韓国警察によると、ク・ハラは24日午前0時35分ごろ、ソウル市江南区清潭洞にある自宅に戻った。同日午後、ク・ハラと長年知り合いの家政婦Aさんが数回にわたりク・ハラと連絡を取ろうとしたが応答がなく、不審に思ったAさんが24日午後6時9分ごろク・ハラの家を訪ね、亡くなっているク・ハラを発見した。
警察関係者は「残されたメモは、遺書とみるには内容があまりに短い」としつつも「自宅には外部からの侵入の痕跡は特にないなど、犯罪によってク・ハラが亡くなったとみることはできず、解剖は行わないこととした」と語った。
ク・ハラの遺族は25日午前、ソウル市江南区の江南セブランス病院葬礼式場に非公開の殯(ひん)所(出棺まで棺を安置しておく場所)を用意した。同時に事務所と遺族は、瑞草区のソウル聖母病院葬礼式場にも別途に殯所を設けた。26日の夜12時まで、ク・ハラのファンや一般人の弔問客を受け付けるためだ。
ク・ハラは2008年にガールズグループKARAの一員としてデビューし、歌手生活をスタートさせた。昨年9月から元交際相手と法廷での争いを繰り広げる過程で、アンチコメントに苦しんだ。今年5月には、ソーシャルメディアに「一言で人を生かすことも殺すこともできる」という書き込みを残して極端な選択を試み、マネージャーに救われたこともある。ク・ハラは、自分と同じく悪質なコメントに苦しんで先月14日に自ら命を絶ったガールズグループf(x)出身の歌手ソルリ(本名:チェ・ジンリ)と親しかった。