京畿道安養市は最近、「物語がある生態遊び場」を開催した、と11月5日発表。安養川の変遷史を収めた安養川生態物語館開館7周年記念特別展として、生態物語館展示館で開催され、市民およそ400人が参加した。

 3日に行われたこのイベントは、展示や生態体験、共同作品作りなどで構成。青年フードトラックと結び付けたミニグルメゾーンも運営され、フェスティバル会場を彷彿とさせた。

 7周年記念で企画された七つの生態体験は、普段観覧客が訪れていた展示空間だけでなく、屋上やシラカバの道など、屋内外の空間をまんべんなく活用した新たな体験プログラムとして実施された。

 特に、よく知られていなかった空間と生態体験を結び付けた斬新さで人気を集めた。傾斜面を利用した「生態ブルーマーブル安養川を安全に渡ります」体験は、家族プログラムとして活用しても遜色がない、という参加者たちの意見もあった。屋外のシラカバの道に展示した「2019安養川の夏鳥」写真展を観覧した参加者たちからは「これが全部安養川にいる鳥なの?」という感嘆の声があふれた。

 屋上庭園では、安養川で出合ったさまざまな生物としたいことを木版に描いて1匹のチョウを完成する共同作品「安養川の守護天使になってください」が行われた。安養川の大切さをあらためて考える、貴重な時間となった。

 6歳の孫と一緒に参加したおばあさんは「これまで孫とたびたび来ていたが、ここがこんなにいいところだとは思わなかった。とても大切な思い出になった」と話し、満足そうだった。

 なお、イベントは終了したが、市は屋上庭園の共同作品と1階展示室の生態講師および創作教室作品展は11月末まで展示する方針だ。

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