辛い味の代名詞とされる青陽唐辛子の産地・忠清南道青陽郡で、唐辛子・クコ祭りが開催される。青陽郡は8月30日から9月1日にかけて、青陽邑の百歳健康公園一帯で第20回青陽唐辛子・クコ祭りを開催する、と8月22日発表。青陽唐辛子は、2007年に地理的表示制第40号に指定された青陽郡の特産物だ。山や渓谷の多い青陽郡は、日較差が大きく、土壌に有機物がたくさん含まれており、唐辛子の果皮が厚く、カプサイシン成分の含有量が多いという。青陽で生産される唐辛子は年間平均3万5000トンほど。

 今年の祭りでは、低価格で唐辛子を購入することができるイベントが企画されている。乾燥唐辛子4200袋(1袋当たり6キロ)限定で、1袋購入すれば青陽愛の商品券(1万ウォン=約1000円)が贈呈される。毎日午後3時には来場者200人を対象に、1000ウォン(約100円)でビニール袋に好きなだけ唐辛子を詰められるイベント「1000ウォンの幸せ、唐辛子を詰めよ」が開催される。青陽郡の関係者は「イベント会場で販売される唐辛子の価格は決まっていないが、当日の時価と近いか、それより低く設定する」と語った。今年は特別な農産物優秀管理(GAP)認証を受けた唐辛子がお目見えする予定。祭り期間中には、唐辛子を使った自分だけの合わせ調味料作り、唐辛子の塔積み、キムチ作りなど、さまざまな体験イベントが実施される。

 青陽郡は地域を代表する農産物であるクコを味わえる試飲イベントも企画している。全国のクコ生産量の70%を青陽郡が占めている。キム・ドンゴン青陽郡守(郡の首長)は「美しい山、澄んだ水を誇る青陽で生産された唐辛子やクコを用意し、お客さまをお迎えしたい」と語った。

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