ソウル市松坡区のソウル峨山病院葬儀場で2日午前5時30分、亡くなった女優チョン・ミソンさんの出棺が行われた。遺族の意向により、出棺は非公開により行われ、遺族や俳優仲間たちが参列したという。

　チョン・ミソンさんは6月29日、舞台『実家の母と2泊3日』全州公演のため滞在していた全羅北道全州市内のホテルで倒れているのを発見された。全北消防本部によると、通報を受けて出動した救急隊員たちが午前11時48分に現場に到着したとき、チョン・ミソンさんは心肺停止の状態だったという。

　チョン・ミソンさんが死亡したという突然のニュースにファンが衝撃を受けている中、所属事務所は「女優チョン・ミソンが48歳でこの世を去った。普段からうつ病の治療を受けていたが、このたび悲しいお知らせをすることになってしまった」と立場を表明。

　翌30日に殯（ひん）所（出棺まで棺を安置する場所）が設けられ、夫の撮影監督パク・サンフンや息子ら遺族が弔問客を迎えた。殯所にはチョン・ミソンさんの遺作となった映画『国之語音』で共演したソン・ガンホをはじめ、ポン・ジュノ監督、ヨム・ジョンア、チャン・ヒョンソン、イ・フィヒャン、ナ・ヨンヒ、ユン・セア、ユン・シユン、キム・ドンウク、チョン・ヨンジュ、チョン・ユミ、パク・ソダムらが姿を見せ、哀悼の意を表した。