【ソウル聯合ニュース】カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したポン・ジュノ監督の「寄生虫」(原題、英題パラサイト)が韓国で観客動員数650万人を突破した。近く700万人を超えると予想される。
 映画振興委員会の集計によると、同作は8日に63万7677人を動員し、ランキング1位を維持している。延べ観客数は651万2669人。
 同作は、家族全員が無職のキテク(ソン・ガンホ)一家の長男(チェ・ウシク)が、家庭教師の面接のためにパク社長(イ・ソンギュン)の家を訪れたことから始まる予期せぬ事件を描く。貧富の差という普遍的な問題を取り上げた作品で、共生できず、寄生するしかない社会の構造に対する問題意識を、ブラックコメディーという形で浮き彫りにした。
 5月30日に韓国で封切られた。勢いはやや落ちたものの、映画に盛り込まれた隠喩や象徴を解釈するため、再び映画館に足を運ぶリピーターが多く、近く700万人を突破する見通しだ。

ホーム TOP