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クジラ祭り開催の蔚山にレッツゴー!
韓国で唯一、鯨をテーマにした祭りである、蔚山クジラ祭りが今年から生態祭りとして新たに生まれ変わる。蔚山市南区は5月31日、「蔚山クジラ祭り2019」が6月7日から9日にかけて、南区の長生浦クジラ文化特区で開催されると発表。今年で25回目を迎える蔚山クジラ祭りは、毎年30-40万人が訪れる、蔚山を代表するイベントだ。今年の祭りは老若男女を問わず楽しめる生態保護祭りに変身。最近、クジラや動物に対する認識が高まっているのを受けての変化だ。これまで祭り会場で定番だったクジラの試食会などは2017年から姿を消した。その代わり、エコ体験ブースやグルメが来場者たちを待っている。会場でよく見掛けていたプラスチックのコップはでんぷんコップやタンブラーに変更。メーン会場の多目的球場の芝生ではミュージック・フェスティバルが企画されている。来場者たちはシートを敷いて、楽に音楽を鑑賞できる。野外図書館では、ゆったりと本を読むことができる。クジラ体験博物館の広場など、あちこちで公演も繰り広げられる。
捕鯨が盛んに行われていた1970年代の長生浦を再現したクジラ文化村では、タイムマシンに乗って当時に戻ったような懐かしい体験ができる。地域の小商工人たちが参加するクジラ・マーケットや長生屋台、子どもたちのための遊び場、高齢者のためのトロット(韓国演歌)コンサートなど、老若男女を問わず楽しめるさまざまなコンテンツが企画されている。蔚山市南区のキム・ジング区長は「海と人、生態の大切さを理解するイベントになるよう、住民たちとともに作り上げていきたい」とコメントした。