エンタメニュース
韓日相互のドラマリメーク活発 日本で7月に3作品放送スタート
【ソウル聯合ニュース】遠くて近く、異なるようで似ている韓国と日本による相互のドラマリメークは「現在進行形」だ。特に最近は日本での韓国ドラマのリメークが相次いでいる。
7月だけで日本の地上波3局で韓国ドラマのリメーク作品が放送される予定だ。
俳優イ・ジュンギが主演した韓国ドラマ「TWO WEEKS」(2013年)を再解釈した日本版が関西テレビ・フジテレビ系で放送される。
「TWO WEEKS」は、人生に希望を持たずに生きる男が、自身に白血病の娘がいることを知り、殺人の濡れ衣を着せられながらも娘の命を救うため孤軍奮闘の逃走を繰り広げる2週間を描いた。日本版の主人公は俳優の三浦春馬が務める。
韓国SBSテレビで2011年に放送されたドラマ「サイン」もリメークされる。同ドラマはさまざまな事件の真相を突き止める天才法医学者のユン・ジフンと新人法医学者のコ・ダギョンが、真実を隠そうとする絶対権力に立ち向かう姿を描いた。俳優パク・シニャンがユン・ジフンを、女優キム・アジュンがコ・ダギョンを演じた。
日本版は「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」と題し、7月からテレビ朝日系で放送される。俳優の大森南朋が主演する。
韓国ケーブルチャンネルOCNのクライム・サスペンスドラマ「ボイス」シリーズは日本で「ボイス 110緊急指令室」としてリメークされる。日本テレビ系で7月から土曜午後10時枠で放送され、主演は唐沢寿明、真木よう子が務める。
韓国でも日本のドラマまたは漫画を原作とするドラマの制作が活発だ。SBSで放送中のドラマ「絶対彼氏」(原題)は日本の漫画家、渡瀬悠宇の「絶対彼氏。」が原作だ。
このほか、16日に放送が終了したMBCドラマ「ザ・バンカー」(原題)は日本の人気漫画「監査役 野崎修平」を、同じくMBCで放送された「悲しいとき愛する」(原題)は日本ドラマ「美しい人」を、ケーブルチャンネルJTBCの「リーガルハイ」は2012年と13年に日本で放送された同名のドラマシリーズをそれぞれ原作とする。
日本ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」を原作とする韓国ドラマ「平日午後3時の恋人」(原題)はケーブルチャンネル、チャンネルAで来月放送がスタートする。
日本ドラマ「リピート~運命を変える10か月~」の韓国版はMBCで年末または来年初めに放送される予定だ。
このように韓日相互のドラマ作品がリメークされ続けている理由として文化的背景が挙げられる。
日本と米国に輸出されヒットした韓国ドラマ「グッドドクター」の脚本を手掛けたパク・ジェボム氏は「日本は依然、良い輸出ルートだ。常に水面下でさまざまな交渉が進行中だ。最近の作品だけでなく数年前のドラマのうち、おもしろい作品にも関心を示す」と述べた。
その上で「社会的背景は少しずつ異なるが、ほかの東アジアの国々に比べ生活様式や情緒、文化が最も似ているため交流が多くなるしかない」との見方を示した。