人気グループBIGBANGの元メンバー、V.I(28)=本名:イ・スンヒョン=と同業者のY氏(34)がV.Iの自宅で買春行為に及んでいたとする証言を警察が確保したことが23日までに分かった。

 捜査関係者によると、Y氏は2015年12月23日、V.Iが住むソウル市江南区三成洞のマンションに買春目的で女性2人を呼んだ。当時V.I宅を訪ねた女性は警察の事情聴取に対し、「マダム(売春をあっせんする女性)から聞いた住所に行くと、V.IとY氏がおり、1人ずつ選んでもらい、それぞれ部屋に入った」と証言したという。V.Iは「売春を行う女性を自宅に呼んだ事実自体ない」とこれまで否定してきたが、14日の逮捕状審査で買春容疑を認めたとされる。

 Y氏は女性をV.I宅に呼んだ経緯について、「翌日日本人の実業家一行にために呼ぶ女性を下見しようと呼んだものだ」という趣旨の説明を行ったという。V.IとY氏は同年12月24日から2泊3日の日程で韓国を訪れた日本人実業家と知人のためにソウル市竜山区内の高級ホテルを予約し、2日間にわたって性的な接待をした疑いが持たれている。

 V.Iは宿泊代金3000万ウォン(約276万円)を当時所属していた芸能事務所、YGエンターテインメントの法人用クレジットカードで決済した。日本人らが宿泊したホテルに向かった女性10人余りの中には、V.I宅を訪れた女性も含まれていたという。Y氏は性的な接待の事実を認めたが、V.Iは「売買春が行われるとは知らなかった」と容疑を否認した。日本人実業家はその後、V.Iと共同で外食業への投資を決めた。

 警察はY氏がV.Iのために買春目的で女性を数回呼んだとみている。捜査関係者によると、V.Iは15年、ソウル市麻浦区西橋洞のマンションに住んでいた当時にもY氏が呼んだ女性と買春に及んだという。当時V.I宅を訪れた女性は「誰が呼んだのかも知らずにいったところ、V.Iがいたので驚いた」と証言したとされる。

 警察はV.IとY氏の逮捕状請求が却下されて以降、容疑を裏付けるために追加捜査を進めてきた。

ホーム TOP