トラベル
菜の花畑に現れたハートにうっとり
京畿道安城市の農場にある菜の花畑。広々とした野原に黄色い菜の花が咲き誇っている。数日間、PM2.5などの粒子状物質のせいでもやもやしていたが、この日はさわやかな春風が吹き、空は快晴だった。おかげで野原の向こうの花々も一望できた。童話のような風景を眺めようとここを訪れた人たちの表情にも笑顔の花が咲いていた。菜の花をカメラに収めながら細い道をどんどん歩いていたら、ふと、空から見下ろしたらどんな景色だろうかと気になり出した。
ドローンの力を借り、空から眺めた菜の花畑。小さく黄色い花が緑色の葉っぱと混ざり合い、薄緑色の饗宴が繰り広げられているようだった。花畑の中にある、私のいる道は、薄緑色の画用紙に筆で何かを描いたかのようだった。私が歩いてきた道がハート型になっているのも、そのとき初めて知った。花畑にできた枝道なので、まるでハートに少しずつひびが入っているように見えるのもおもしろかった。中にいるときには気付かなかったこと。遠くから見なければ分からない。