なぜこんなことになったのだろう。一時は韓国国内はもちろん海外でも大変な人気を集めていた韓流スター、パク・ユチョンが、「麻薬スキャンダル」で没落した。

 今年4月、パク・ユチョンの元婚約相手ファン・ハナが、麻薬乱用の容疑で緊急逮捕された。ファン・ハナは「芸能人の知り合いが麻薬を勧め、一緒に乱用した」と供述し、その芸能人としてパク・ユチョンを挙げた。

◆図解早分かり:JYJユチョンをめぐる薬物スキャンダル事件日誌

 これに対しパク・ユチョンは緊急記者会見を開き、「決して麻薬はやってない」と悔しさを訴えたが、その後、国立科学捜査研究院(国科捜)で行われた麻薬類反応検査で覚せい剤「ヒロポン」の陽性反応が出た。こうした発表にもかかわらず、パク・ユチョンは「どうして体内に麻薬が入ったのか分からない」と容疑を否定したが、事務所側は彼との契約を解除し、パク・ユチョンの芸能界引退を示唆した。

 結局、4月26日にパク・ユチョンは「麻薬乱用」の容疑で身柄を拘束された。それでも最後まで容疑を否認していた彼は、29日に突然容疑を認めた。パク・ユチョンは「自分のことを諦めるのが怖かった」と供述したという。

 麻薬類乱用の事実を自白しつつも、パク・ユチョンは「ファン・ハナから麻薬を渡され、好奇心で乱用した」と供述しているという。これは、ファン・ハナが先に供述した「パク・ユチョンの強要によって麻薬を乱用した」という内容とは食い違っている。相反する供述をしている2人が今後どうのような結末を迎えるのか、帰趨が注目される。

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