慶尚南道昌原市で開催の鎮海軍港祭。桜が絶頂を迎えた日、軍港祭の名所の一つである慶和駅を訪れた。2006年以降閉鎖された小さな駅。今年は軍港祭を訪れる観光客のために、がらんとしていた慶和駅に廃機関車とムグンファ号列車を停車させていたという。おかげで桜と列車をバックに記念写真を撮ろうという人が長い列をなしていた。

 この美しい風景を空から眺めてみた。1枚の絵のような風景。空に向かって咲き誇る薄いピンクの桜の間に停車している列車。まるで雪景色の中を走る「雪国列車」のようだ。

 南の方から始まった桜前線はあっという間にソウル・汝矣島まで北上。この刹那の瞬間を目に焼き付けようと、春の花が咲く場所はどこも多くの人でにぎわっている。軍港祭で盛り上がっていた鎮海ではすでに桜が散り始めた。風も次第に暖かくなってきた。美しい瞬間はとても短い。

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