性関係動画などを盗撮・流布した疑いで身柄を拘束された歌手チョン・ジュニョンが、検察に送致された。

 「性暴力犯罪の処罰等に関する特例法」違反(カメラ等利用撮影)の容疑でソウル・鍾路警察署の留置場に収監されていたチョン・ジュニョンは29日午前8時、起訴意見付きでソウル中央地検に送致された。また、いわゆる「V.I.カカオトーク」のメンバーで、チョン・ジュニョンから盗撮動画を受け取ってばらまいた容疑で身柄を拘束されていた別の容疑者(クラブ『BURNING
SUN』のマーチャンダイジング担当者)も、チョン・ジュニョンと共に送検された。

 チョン・ジュニョンは29日、身柄拘束時に着ていた黒の正装をそのまま身に着け、ひげを黒々と伸ばしたままの姿で留置場から現れると、護送車に乗って移動した。きちんと洗っていないように見える髪は黄色いゴムでくくっていたが、随分憔悴した様子だった。

 捕縄を付けられたチョン・ジュニョンは29日午前7時48分、ソウル・鍾路警察署の留置場を出てソウル中央地検へ移送された。地検には午前8時25分に到着した。

 警察署を出たチョン・ジュニョンは、「性接待容疑を認めるか」「証拠隠滅を図ったのか」「被害者に言うことはないか」などの取材陣の質問には一切答えず、護送車に乗り込んだ。

 取材陣は、検察庁で車から降りるチョン・ジュニョンに再び質問を投げかけたが、チョン・ジュニョンは固く口を閉ざして終始何も答えず、取調室に入っていった。

 チョン・ジュニョンは、追加で検察の取り調べを受けた後、ソウル拘置所へ移送される予定だ。

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