わいせつ動画を違法に撮影し流出させたとして立件された歌手チョン・ジュニョンについて、警察は18日、事前拘束令状（容疑者の身柄を確保できていない状態で捜査機関が裁判所に請求する令状）を請求することにした。いわゆる「V.I・チョン・ジュニョン・カカオトーク・グループチャット」のメンバー8人のうち、警察が身柄確保に乗り出したのはチョン・ジュニョンが初めてだ。ただし警察は、V.Iについてはまだ拘束令状を請求する予定はないという。

　ソウル地方警察庁広域捜査隊によると、チョン・ジュニョンに対し性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反（カメラなどを利用した撮影）の容疑を適用し、拘束令状を請求する方針だという。今月12日に警察が立件してから6日目のことだ。

　警察は14日にチョン・ジュニョンを呼んだのに続き、17日には非公開で再び呼び、夜通し事情聴取を行った後、18日午前に帰宅させた。

　なお、チョン・ジュニョンは2016年と昨年12月、これまで過去に2回あった違法撮影物に関する捜査のときには嫌疑なしとされたが、今回は「核爆弾」級の影響を及ぼし、結局身柄拘束の危機に陥っている。