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竜頭山公園のエスカレーターにメディアアート、新たな観光名所に
釜山市内の竜頭山公園に向かうエスカレーターが「観光名所」に変身した。
釜山市は「中区光復路と竜頭山公園を結ぶエスカレーターのひさしにメディアアート・ディスプレイを設置した」と2月22日発表。傾斜が急な階段にあるこのエスカレーターは、長さ100メートルほどで四つの区間からなる。
このメディア・ート・ディスプレイは四つの区間からなるエスカレーターの透明なひさしを
利用して設置されたもので、各区間ごとに釜山のさまざまなイメージをメディアアートで表現している。
まず、光復ロからエスカレーターに入る入り口に大型電光掲示版が設置された。この電光掲示板は、エスカレーターの利用者が希望すれば、拡張現実(AR)を用いたキャラクター「ヨンイとドゥイ」と写真を撮ってくれる。写真撮影後、最初の区間に入ると、撮影した写真がメディアウオールに映し出される。この写真を撮った人のメールアドレスに送ることもできる。
ネオンアートが施された次の区間では、チャガルチ市場など釜山市中区の観光名所を一望でき、天井に鏡が設置された3番目の区間ではLED照明や観光客の姿が投影され、神秘的な雰囲気が感じられる。
竜頭山公園に到着する前、最後の区間ではアクア、宇宙、釜山、時間をテーマにしたメディアアートを楽しめる。釜山市側は「こうした竜頭山のエスカレーターの変身に16億ウォン(約1億6000万円)投じた。光復路と竜頭山公園を結ぶ通路でしかなかったエスカレーターが、新たな観光名所として人気を集めるものと期待している」とコメントした。