女優イ・シヨン(36)が、ミニスカートにハイヒールといういでたちでアクション演技を繰り広げたことについて、自らの考えを打ち明けた。

 イ・シヨンは12月21日午後、ソウル市鍾路区三清洞のカフェでインタビューに臨み、映画『お姉さん』(イム・ギョンテク監督)について語った。

 『お姉さん』は、消えた妹ウネ(パク・セワン)の手掛かりを探せば探すほどますます怒りが爆発する元警護員イネ(イ・シヨン)の復讐を描いたアクション作品。イ・シヨンは、妹を探すため難度の高いアクションを披露しながら復讐を繰り広げる中、スタントもCGもなしでアクション演技をこなした。

 イ・シヨンは劇中、赤のフレアミニワンピースに同じく赤のハイヒールという姿で立ち回り、アクションを繰り広げる。イ・シヨン自身も、ミニスカートにハイヒールでアクションシーンを演じるのは容易ではなかった、と振り返る。

 イ・シヨンは「ミニスカートでハイヒールを履くのは、私もかなり悩んだ。実際、シナリオを受け取って一番好きだったのはオープニングだった。赤いワンピース姿で大きなハンマーを振り下ろす場面が、私に強烈な印象を残した。実際に映画の準備をする中で、アクション監督さんが『スカート姿でヒールを履いてアクションするのは大変』とおっしゃった。それでやったらアクションの持ち味がなくなる、と。私はスタントなしでアクションをこなさなければならず、いくらボクシングをしていたとは言え、私はプロのアクション俳優とは違う」と語った。

 続いて「ジャケットを着てズボンを履いてやれば、アクションはずっとうまくできる。スカートを履いて、脚や腕が露わな状況では、隠れたり頼ったりするところがない。赤いワンピースとハイヒールのイメージは魅力的だけど、アクションの持ち味がなくなったら意味がない。練習しながらも、これでいいのかなと思った。ハイヒールを履くので重心が高くなり、ふらふらすることが多かった」と打ち明けた。

 さらにイ・シヨンは「そういう悩みが本当に多かったけれど、最終的にはそういうハンディキャップを克服してみることにした。実は、赤いワンピースにハイヒールという恰好は、自分でも納得いかない部分はあった。なぜ女性をワンピースとハイヒールで象徴しなければいけないのかと思ったけれど、監督さんは『か弱い女性が恐ろしく変貌し、どのように懲らしめるのか、どのように怒り、破壊するのか見せたい』とおっしゃった。果たしてどんな風に見えるのか宿題だったけれど、そういう大きな意味を持って決定し、それに合わせてアクションの演技をするため努力した」と語った。

 なお、映画『お姉さん』は2019年1月1日公開予定。

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