「釜山の明洞」と呼ばれる旧都心・光復路、「釜山の代名詞」とされる海雲台が光をめぐって勝負を繰り広げる。西の光復路の「釜山クリスマスツリー文化フェスティバル」、東の「海雲台ラコ光フェスティバル」が華やかさを競う「東西光大戦」だ。

 先攻は光復路。「釜山クリスマス文化フェスティバル」は今年で10回目を迎える。12月1日に開幕し、来年1月6日まで開催される。ツリーには電球およそ60万個が飾られた。頭上の青い電球が波のようにうねる。願いを書く電子版、光を放つ動物もある。あちこちで音楽やダンス、マジックなどさまざまな街頭公演が繰り広げられる。今年はソウルの弘益大学街頭公演チームなど、全国から10組が参加し、パフォーマンスを披露する。メーンステージがある通りには高さ20メートルのメーンツリーが立っている。今年は竜頭山公園進入路が新たに含まれ、イベントの規模が拡大した。フェスティバル組織委員会では「昨年800万人が訪れたが、今年は1000万人が目標。海雲台が夏の中心地だとしたら、冬の中心は光復路」とコメントした。

 

 光復路に挑戦状をたたきつけた海雲台は、12月1日に実施した海雲台広場の点灯式を皮切りに、「第5回海雲台ロコ光フェスティバル」がスタートした。来年1月31日まで60日間にわたり海雲台広場、旧・海雲台駅、海雲台市場、海雲台海水浴場イベント広場、エヒャンギルなど1.4キロメートルの区間を華やかな照明が彩る。10種のテーマに合わせて銀河や光の波、月のオブジェなどLED照明ショーが開催される。今年は旧海雲台駅前広場に新たに銀河の照明が設置された。海雲台広場の入り口に立つと、星のトンネルが目に入っている。亀の甲羅をモチーフにしたクリスタルドームが色鮮やかな光の世界に導いてくれる。海雲台の象徴とも言える海雲台海水浴場イベント広場には高さ18メートルの超大型ツリーが設置された。

 海雲台区では「毎日インディーズバンドやB-BOY(ブレイクダンサー)による公演、マジックショーなどが開催され、見どころを提供している。海雲台ラコ光フェスティバルによって、海雲台は冬にも魅力的な場所へと生まれ変わっている」と話している。

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