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ソン・ソンミの夫殺害、最高裁が教唆犯に無期懲役判決
女優ソン・ソンミの夫の殺害をそそのかしたとして、殺人教唆の容疑で裁判が行われていたソン・ソンミの夫のいとこに対し、無期懲役が言い渡された。
法曹関係者が15日語ったところによると、大法院(最高裁に相当)は13日、殺人教唆などの容疑で起訴されたクァク被告に対する上告審で、訴えを退け、無期懲役を言い渡した原審の判決を確定した。
クァク被告は昨年、チョ被告に対し、ソン・ソンミの夫殺害をそそのかしたとして拘束、起訴された。チョ被告は同年8月、ソウル市瑞草区の法務法人事務所でソン・ソンミの夫を凶器で刺し、殺害した。
クァク被告は資産家である祖父の財産をめぐりソン・ソンミの夫ともめており、「あいつを殺せば20億ウォン(約2億円)やる」としてチョ被告に殺人を依頼したという。なお、祖父の資産はおよそ600億ウォン(約60億円)と言われる。
一審では、殺人教唆の罪でクァク被告に対し無期懲役を言い渡した。クァク被告は容疑を否認し、チョ被告による偶発的な犯行だと主張したが、裁判所ではこれを聞き入れなかった。クァク被告による計画的殺人と判断したものだ。
裁判所は「犯行の破倫的な性格や殺害方法の計画性、残酷さなどから、寛容に判断するのは難しい。それにもかかわらず、被告は財産を贈与され、自分は殺人事件とは関係ないとして終始一貫、犯行を否認しており、反省が見られない」と説明した。
なお、控訴審で悔やんでいたことなどから情状酌量され、懲役22年から18年に減刑されたチョ被告は上告しなかった。