【ソウル聯合ニュース】韓国の男性グループSUPER JUNIOR(スーパージュニア)のリョウクが11日に2枚目のミニアルバム「Drunk on love」をリリースする。これに先立ち6日までにメディアのインタビューに応じ、兵役中に感じたこと、自身の音楽的成長、SUPER JUNIORの今後の活動などを語った。

 リョウクはまず、今年7月までの1年9カ月の兵役について「軍でずいぶん成長させてもらった」と振り返った。昔は神経質で、ちょっとしたことにもすぐ腹を立てていた。それを反省し、この10年間の芸能人としての生活を顧みることができた。「周りの人たちにありがたさも感じた」という。

 兵役中に日本語や英語をマスターするなどの目標を立てたが、いざ入隊してみると時間に追われる忙しい日々だった。

 それでもファンクラブに宛てて手紙を送り続けた。月1回の手紙とはいえ書き続けるのは簡単なことではなく、わずかな時間を見つけて数日かけて1枚の手紙を書き上げたこともあった。ただ、「適当にはしたくなくて、心を込めて書いた」。

 今年3月、オフィシャルホームページに「青色の星」という詩を掲載した。所属していた陸軍師団は中部・曽坪にある。「星が良く見える所だが、その日に限って星一つない真っ黒な空だった。夜空に文字を一つ一つ書くつもりで詩を書いた」と語った。

 SUPER JUNIORのメインボーカルを務め、広い音域を持つリョウクだが、軍の楽隊では大いに刺激を受けたようだ。どう歌えば感情面でもっと寄り添えるか、洗練されるかと悩み、この先長く歌い続けるために発声や呼吸法といった基本から研究しようと思った。最近マネージャーに歌い方が変わったようだといわれ、うれしく思ったという。

 新譜はタイトル曲「I'm not over you」をはじめ、全7曲を収めた。2年11カ月ぶりのソロ作品を「7曲どれもがタイトル曲と思えるほど愛着のあるアルバム」と紹介した。

 新譜はタイトル以外にも「Drunk」という言葉が入った楽曲がある。リョウクは軍楽隊でキム・ゴンモの「ソウルの月」を歌うことが多く、歌詞をじっくりかみしめ曲の素晴らしさを感じたとしながら、「こうしたコンセプトで歌を作り、皆さんにリョウクに酔ってもらいたかった」と、制作意図を明かした。

 SUPER JUNIORはメンバー11人のうち10人が兵役を終えた。11月30日~12月1日には東京ドームでワールドツアー「SUPER SHOW7」の日本公演を行い、10万人余りの観客を集めた。ドームを埋め尽くすファンの前でリョウクは「喉が裂けんばかりに歌った」という。また、「メンバーと楽しく盛り上がって公演できるというのが夢のようだった」と喜びを語り、「これからも観客に感動を届けなければと心に誓った」とした。ソロコンサートにも意欲を見せる。

 来年には兵役を代替する社会服務要員として勤務中のキュヒョンも服務を終え、メンバー全員がそろう。「メンバーは来年の完全体でのカムバックを今から心待ちにしている。皆さんの期待に応え、いい歌で、SUPER JUNIORらしく進みたい」。

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