海外旅行を楽しむ人が増加し、韓国料理ではなく異国的な味を求める人が増えている。さらに日本やタイ、ベトナムなどアジア圏のグルメは韓国と似ているようで異なる風味を楽しめるケースが多く、人気が高い。中国のお茶から東南アジアの香辛料を使ったメニューまで、オリエンタルな味が魅力的な食・飲料を紹介しよう。

◆ドリンク

 昔からアジア圏ではお茶を楽しむ人が多かった。特に油っぽい料理が多い中国では、食後に脂肪やコレステロールを減らす効果があるウーロン茶がよく飲まれている。コカ・コーラの「太陽の食後秘法W茶」は軽くスッキリとした味を出すためにウーロン茶、緑茶、紅茶をミックスしたドリンクで、一日に必要な栄養成分の基準値の51%に当たる12.7グラムもの食物繊維が含まれており、食後に飲むお茶としてピッタリだ。

 貢茶(Gong cha)コリアはミルクティーの本場・台湾で人気を集めているチーズフォーム飲料を韓国人の好みに合わせて生まれ変わらせた。チーズフォーム飲料は甘じょっぱい味を強調したもので、プレミアムブラックティーに牛乳を加えたソフトなミルクティーと深く濃厚なチョコ、甘じょっぱいチーズフォームを組み合わせたドリンクだ。ふたを開けてまずチーズフォームを味わってから飲み始めると、チーズの風味と甘じょっぱい味をしっかり味わえる。

 プルミルは最近、甘い味で若者たちの間で人気を集めているベトナムコーヒーを基に「練乳ラテ」を売り出した。ベトナムコーヒーはエスプレッソに甘い練乳を加え、甘苦い味が際立っているドリンクで、練乳ラテはベトナムの練乳コーヒーを簡単に楽しめるようにしただけでなく、ベトナム産コーヒー豆で入れたエスプレッソを使っており、本場の味をそのまま再現した。

◆食品

 三養食品は東南アジアを代表するソース、スリラチャを活用した「スリラチャ焼きそば」を売り出した。スリラチャソースは、海外旅行中に味わったことがある人が増え、韓国国内でも人気の高いソースだ。タイ産唐辛子、ニンニク、酢などを使って作った甘酸っぱく辛い味が特徴で、どんな食べ物ともよく合う魔法のソースと呼ばれる。スリラチャ焼きそばは、一風変わった辛い味を求める消費者たちの好みに合わせ、ソース特有の酸っぱさ、タイ産唐辛子の辛さを再現し、異国的な風味を生かしており、青梗菜、唐辛子、キャベツなどたっぷりの野菜を加え、うま味を増している。

 bhcチキンは、辛い物をよく食べる韓国人の好みに合わせて作った中国・四川料理風の「吃好チキン」を発売。吃好チキンは四川料理を代表するラー油ソース、中国の黒酢でサクサクしたチキンを和えた後、揚げ唐辛子やピーナッツなどからなるマジックチリをトッピングしたもので、香ばしく辛い味が特徴だ。

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