韓国観光公社は、これまで人々が足を踏み入れることがなかった非武装地帯(DMZ)を素材にした観光商品の開発に乗り出した。旅行会社と協力し、釜山・慶尚南道地域を起点としたDMZ平和観光商品3種を開発し、売り出した。

◆華川DMZ雪岳山汽車旅行商品

 華川DMZ雪岳山汽車旅行商品は、すでに10月19日に出発し、21日まで2泊3日の日程でめぐる商品で、定年を迎えたサラリーマンなど80人の参加者が釜山や密陽を列車で出発し、江原道華川郡の七星展望台、平和のダム、碑木公園などをめぐった。最終日の21日には雪岳山の鋳銭谷や万景台で秋の紅葉を楽しむコースだった。

◆華川DMZ商品

 華川DMZ商品は10月23日から24日にかけて1泊2日の日程でめぐる商品で、およそ40人を募集し、華川へと向かう。初日には平和のダムと七星展望台、碑木公園を探訪し、二日目には南雪岳エリアのトレッキング、炭酸浴を楽しむコースだ。

◆高城DMZ商品

 高城DMZ商品は11月の観光商品で、江原道襄陽郡、三陟市エリアと連携して開発された。11月20日から22日にかけて2泊3日の日程でめぐるもので、ウィ島の住民120人余りが参加する予定だ。初日は高城郡の金剛山展望台、統一展望台をめぐり、二日目にはファジン浦やハジョ台一帯を探訪、三日目には三陟海神堂公園を訪れるというコースだ。

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