肺がんで闘病中の俳優シン・ソンイル(カン・シンソンイル)が、危篤状態にあることが確認された。

 映画俳優協会の関係者は3日午後、スターニュースの取材に対し「シン・ソンイルが他界したという報道は誤り。家族と連絡がついて確認した結果、危篤状態なのは間違いないが、まだ他界はしていない」と語った。

 関係者は「最近は病院で治療を受けている状態で、危篤というニュースを聞いてはいた。家族が、万一に備えて葬儀場に問い合わせをしたという。この内容が外部に誤って伝えられ、他界したという誤報が流れた」と説明した。

 なお、関係者は「危篤状態なので状況を見守らなければならないだろう」と慎重な立場を示した。

 シン・ソンイルは昨年6月に肺がんでステージ3判定を受け、その後、抗がん剤治療を続けていた。昨年は釜山国際映画祭にも出席し、明るい姿をみせていた。

 シン・ソンイルは1960年に映画『ロマンス・パパ』でデビューした。『晩鐘』、『奥様』、『裸足の青春』、『草雨』、『霧』、『休日』、『星たちの故郷』などおよそ500本の映画に出演し、広く愛された。女優オム・エンランと結婚し、1男2女をもうけた。

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