女優キム・ジスがインタビューの現場に泥酔状態で現れ、結局インタビュー自体が全面取り消しとなる騒ぎが起きた。

 キム・ジスは17日午前10時から、映画『完璧な他人』(イ・ジェギュ監督)のインタビューを受ける予定になっていた。『完璧な他人』は、カップルの集まりで、スマホにかかってくる電話やメールなどを一定時間中は全部公開するというゲームのせいで展開する予測不能のストーリーを描いた映画。キム・ジスは同作で、2016年公開の『ウジュのクリスマス』以来およそ2年ぶりとなるスクリーン復帰を控えていた。

 キム・ジスは約束の時間より40分遅れて現れた。さらに、インタビューに臨んでもろれつが回らず発音が不明瞭な上、目がとろんとして取材陣ときちんと視線を合わせられなかった。前日の飲みすぎのせいだった。

 取材陣の一人が「インビューはできないようだ」と指摘すると、キム・ジウは「私は大丈夫」だとして「つまんないの?」と言い返した。彼女の言葉で現場の雰囲気は一気に冷たくなった。

 事務所が介入し、キム・ジスのインタビューは開始からわずか5分で中止となった。関係者は「(キム・ジスは)前日午前3時まで映画関係者と会食していた。ひさしぶりにアルコールを摂ったせいでひどく酔ったらしい」と謝罪した。同日のキム・ジスのインタビューのスケジュールは全てキャンセルされた。

 『完璧な他人』は、『王の涙 イ・サンの決断』以来4年ぶりにメガホンを取ったイ・ジェギュ監督ひさびさの復帰作で、ユ・ヘジン、チョ・ジヌン、イ・ソジン、ヨム・ジョンア、ソン・ハユンなどをはじめ多くの俳優とスタッフの苦労の末に完成した映画だ。試写会での反応も良かった。キム・ジスの泥酔騒ぎが、封切りを控えた同作の汚点になってしまったのが惜しい。

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