K-POP
防弾少年団「SNSは気持ちを伝える手段にすぎない」
懇談会でニューアルバムへの自信示す
「僕たちの人気の理由がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)だという話は明らかに間違っている。練習生のころから、歌手の本質であるコンサートとアルバムに忠実だったから」
防弾少年団のリーダー、RMは8月26日、公演に先立って開かれた記者懇談会でこのように語った上で「SNSは、言葉の壁を超えて大衆に真心を伝えようとする手段に過ぎない」とコメント。防弾少年団のメンバーらはニューアルバムについて「僕たちの音楽観がよく表現されたアルバムで、自信がある」と語った。新曲7曲が収録されたアルバムで、2016年から相次いでリリースしている「LOVE YOURSELF」シリーズの最後の作品でもある。JIMINは「君自身を愛してと言いながら、肝心の自分はお粗末に扱っていた。一人で酒を飲んで、おかしなこともよく考えていた。これからはもうちょっと自分を信じて、いいことだけを考えたい」と語った。
ニューアルバムのリード曲「アイドル」は、アフリカのリズムに銅鑼や鉦などを使った韓国の国楽のリズムを載せたダンスナンバー。「朝鮮EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)」と呼ばれ、人気を集めている。RMは「『オルス』『ジファジャ』といったチュイムセ(調子を合わせるための掛け声)は、もともとは遊び半分で置いたもの。幼いころパンソリ(物語を歌う韓国の伝統芸能)を習い、韓国人なので自然と韓国的なものが染みついていたみたい」と語った。
今回のツアーで防弾少年団は、米国ニューヨークのシティ・フィールド、英国ロンドンのO2アリーナ、東京ドームなど世界的なステージに立つ。JINは「ソウルで行った初の2000席規模の公演がついこの間のように思えるけれど、本当に光栄」と語った。起・承・転・結というサブタイトルを付けて発表したアルバムシリーズを締めくくった防弾少年団の次の物語は何なのか。「最近、柳時敏(ユ・シミン)の『いかに生きるか』を読んで、世の中にどのように寄与するか悩んだ」というRM。「お祭りの準備は長いけど、当日はあっという間。人生も似たようなもので、最も輝けるように自分自身を愛して楽しまないといけない。それが僕たちの悩んだ結論」