K-POP
次々誕生するガールズグループ、名前も大事な要素
YELLOW BEE、少女注意報、BONUSbaby、HashTag…。どれもガールズグループの名前だ。この3年間に登場したガールズグループだけでも77組に上る。そういうわけでグループ名も、ユニークで覚えやすいものを付けなければならない。そうでないと、地方の小さなイベントのステージに1回登場するのも難しい。ガールズグループは名前を付けるために、人名や屋号などを有料で考えてくれる「作名所」を訪れることもある。
「T-ARA」のように事務所がグループ名を著作権登録するほど、ガールズグループの名前はブランドのように認識されている。アイドルが韓国の音楽界を席巻する前の時点では、グループ名は全て社長が付けていた。しかし今ではそうやって名前を付けるケースはほとんどない、というのが音楽関係者の話だ。
大手芸能プロダクション各社は「ブランド企画」としてグループ名を付ける。JYPエンターテインメントの関係者は「リード曲を決める際に数十人が会議をするように、グループ名も数十回の会議を経る。外部のブランド専門家の意見も積極的に活用する」と語った。SMエンターテインメントの関係者は「以前はイ・スマン会長が考えた名前を付けるケースが多かったが、このごろは社内会議を経る傾向にある」と語った。またYGエンターテインメント側は「主としてグループ担当のプロデューサーが決めるが、ヤン・ヒョンソク代表が事実上の最終決定をする」とコメントした。
ファンからグループ名を公募するケースは次第に減っている。Apinkの場合、2011年にデビューした当時グループ名を公募したが、応募作には「sea pearl」のような名前が多く、結局は仮称として付けていたグループ名をそのまま使っている。
このところ変化しているアイドルの活動環境も、ガールズグループの名付け方法に反映されている。MOMOLANDの所属事務所のナ・サンチョン理事は、「かつてはガールクラッシュ(女性があこがれる魅力的な女性像)効果を狙った名前の付け方が多かった」と語った。Girl’s Dayも「毎日毎日少女の日になれ」という意味で付けられ、もともとは女性ファンを意識した名前だったが、男性ファンが増えている。また、ガールズグループの海外活動が増えたことで、外国での発音も重要な要素になった。
少女時代や2NE1のように4文字のグループ名にしないと成功しない、という俗説もまだ不文律のように出回っている。Plan Aエンターテインメントの関係者は「マネージャー出身のプロダクション代表らが特にそういうことを重視して作名所を訪れることもある」と語った。