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韓国最大規模の熟成庫、外国人も驚きの坡州サンモル・ワイナリー
農林畜産食品部(省に相当)によって「訪ねる醸造場」に指定された京畿道坡州市のサンモル(ヤマブドウ)ワイナリー(代表ソ・チュンウォン)は、伝統酒ギャラリーとともに、韓国在住の外国人を対象にした体験イベントを実施した。韓国の伝統酒をPRする外国人伝統酒サポーターである彼らは、各種ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)やオフラインでの活動を通じ、伝統酒や韓国を広く知らせるのに一役買っている。
サンモル・ワイナリーは坡州のヤマブドウ村にある。ここは京畿道を代表する山間地域の一つで、特産物であるヤマブドウは味も香りも優れているため大変な人気を集めており、ヤマブドウ村の主な収入源でもある。
村は臨津江や紺岳山に囲まれており、天恵の自然環境のおかげで多くの観光客が訪れている。サンモル・ワイナリーは1979年から韓国で初めてヤマブドウを栽培しており、90年代からワインをつくってきた。全長70メートルを超える巨大なワイン洞窟は、韓国の単一ワイナリー熟成庫のうち最大規模を誇り、訪れた人たちは感嘆の声を上げている。
体験イベントは、ヤマブドウ村で収穫した農産物をビビンバを味わい、ヤマブドウワインおよび自分だけのワインづくりを体験した後、涼しいワイントンネル探訪の順で進められる。最後にヤマブドウワイン「Meoru de Seo」のドライとスイートを試飲することができる。帰りに臨津閣を訪れるなど、坡州観光が続く。
「訪ねる醸造場」は農林畜産食品部が2013年から始めた事業で、地域の文化やわが国の農産物、そして体験が楽しめる醸造所やワイナリーを発掘し、消費者とのつながりをつくり、さまざまな媒体や観光客から大きな注目を集めた。2017年までに30カ所が選定され、今年4カ所が追加される予定だ。