今年の夏休みにどこへ行こうか悩んでいる人は、韓国国内の島を訪れてみてはいかがだろうか。島専門家、観光専門家らからなる審査団が旅行者たちのタイプを基に、五つのテーマに分類して「休暇に出掛けたい島33カ所」を選定し、発表した。

 そのうち、島ならではの特別なグルメが豊富な「グルメの島」をテーマに選ばれた島2カ所を紹介しよう。

【おいしい食べものが豊富な島】

◆霊山島

 バラエティー番組『島銃士』(O’live)で紹介された全羅南道新安郡の霊山島は、2012年に多島海海上国立公園名品村に指定された。島全体がまるで古代の神秘が感じられるような奇岩絶壁からなり、1枚の絵のようだ。

 霊山島ではクロソイ、ウナギ、スズキ、アワビ、ワカメなどがたくさんとれる。美しい海で育った海産物で、とても新鮮でおいしいと言われている。島に村の共同体が営む食堂「かまど」があり、旬を迎えた天然のさまざまな海産物を味わうことができる。

◆利水島

 慶尚南道巨済市の利水島は美しい景観資源、原始林が広がる自然環境、汚染されておらず壊されてもいない清浄地域として有名だ。特に利水島では、宿泊客のために近海でとれたヒラメなど新鮮な海産物を一日3食提供している。

 利水島ではカタクチイワシ、タチウオ、サバ、タイ、タラなどがさくさんとれるほか、ノリ、ワカメ、カキなどの養殖も行われている。巨済島のタラは味がいいことで有名だが、利水島でも冬になるとタラ漁で忙しい。タラと言えば主に鍋料理に使われるが、利水島では刺し身で食べることができる。タラの刺し身は口の中でとろけるような舌触りで、そこでしか食べられない貴重なメニューだ。

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