俳優チュ・サンウク(39)が「良き父親」になりたいという夢を語った。

 これは、チュ・サンウクが9日午前、ソウル市江南区内のカフェで行われたインタビューで語った言葉だ。チュ・サンウクは昨年5月に女優チャ・イェリョンと結婚、今年7月には第1子が生まれる。

 チュ・サンウクは「子どものころから、映画の中で家族旅行に行くシーンを見てきましたが、誰もがあこがれることじゃないでしょうか。それが今、私にとって現実のものとなろうとしています。これまで夢見てきたあこがれを実現する時が来たようです。できるだけ家族的で、家族のことを考えて、家族中心の暮らしになるのではと思います」と語った。

 そして、俳優として原動力については「俳優としての目標も当然あるし、家族ができて一家のあるじとなったことも当然あります。両方です」と家族と目標を挙げた。

 チュ・サンウクは6日に終了した総合編成チャンネルTV朝鮮の週末ドラマ『大君-愛を描く』(以下、『大君』)で晋陽大君イ・ガン役を演じた。

 『大君』は弟を殺してでも欲しかった愛、兄に逆らってでも守りたかった女性に対する情熱と兄弟の欲望、純情を描いた大河ロマンス。チュ・サンウクはゆがんだ権力欲と愛情観の裏に深い傷を持つという複雑な心理の人物を見事に演じた。

 イ・ガン(チュ・サンウク)はイ・フィ(ユン・シユン)とソン・ジャヒョン(チン・セヨン)に絶えず試練を課す人物だったが、チュ・サンウクならではの演技力により視聴者から共感と愛を得た。チュ・サンウクはJTBC『ファンタスティック~君がくれた奇跡~』以来、2年ぶりのドラマで全く違う演技を見せ好評を博した。

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